80's、グッド・ミュージックが織りなす青春の記録 第3弾!
友人、バイト、売り込み、結婚 ──そこにはいつもレコードやCDがあった
たとえバイト暮らしをしていても、レコードがCDになっても、昭和から平成になっても、 音楽が寄り添ってくれるのは昔のまま。80年代の数々の音楽に慰められながら、イラストレーターとして自立するまでを描く反バブリーな青春物語。と同時にCDプレーヤーやウォークマンから、ビデオデッキ、シンセサイザーまでも登場する一大オーディオ絵巻。
第一章
上京
/1981-1982 |
マイルス・デイビス『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』
チャカ・カーン「恋のハプニング」
アース・ウインド&ファイアー 「セプテンバー」
ジョン・コルトレーン『セルフレスネス・フィーチャリング・マイ・フェイヴァリット・シングス』
武満徹『武満徹〜作曲家の個展〜 コンサート・ライヴ』
マイルス・デイビス『ウィ・ウォント・マイルス』
ヤマハのステレオ(展示品の社内販売)
山下達郎『FOR YOU』
デニース・ウイリアムス『NIECY』
ディオンヌ・ワーウィック『ハートブレイカー』
『ストラヴィンスキー:「春の祭典」』カラヤン指揮ベルリン・フィル
ボーイズ・タウン・ギャング「君の瞳に恋してる」
ジョン・コルトレーン『ザ・コルトレーン・レガシー』
あみん「待つわ」
ビートルズ NHK-FMの放送
グレン・グールド『J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲』
ドナルド・フェイゲン『ナイト・フライ』
オリンパス OM–10
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第二章
売り込みと結婚
/1983-1984 |
『ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」』カラヤン指揮ベルリン・フィル
エルトン・ジョン『トゥ・ロゥ・フォー・ゼロ』
『ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」』アバド指揮ロンドン交響楽団
マイケル・ジャクソン『スリラー』
『フラッシュダンス』(オリジナル・サウンド・トラック)
カルチャー・クラブ『カラー・バイ・ナンバーズ』
マイルス・デイビス『スター・ピープル』
『ラヴェル:「ダフニスとクロエ」全曲』ブーレーズ指揮ニューヨーク・フィル
『ストラヴィンスキーの遺産』イゴール・ストラヴィンスキー指揮
『フィリップ・グラス&ロバート・ウィルソン:「 浜辺のアインシュタイン」』ザ・フィリップ・グラス・アンサンブル
『ストラヴィンスキー:兵士の物語&結婚』レヴァイン指揮
ジョン・レノン&オノ・ヨーコ『ミルク・アンド・ハニー』
山下達郎『 MELODIES』
『ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」』カラヤン指揮ベルリン・フィル
『ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、シューベルト交響曲第8番「未完成」』ワルター指揮コロンビア交響楽団、ニューヨーク・フィル
ジェシー・ノーマン『 R.シュトラウス:「4つの最後の歌」
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第三章
輸入盤LPとCDの登場
/1985 |
佐野元春『ELECTRIC GARDEN』
U.S.A. For Africa『ウィ・アー・ザ・ワールド』
プリンス『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』
スティング『ブルー・タートルの夢』
トーキング・ヘッズ『リトル・クリーチャーズ』
ボブ・ディラン『エンパイア・バーレスク』
リサ・リサ・アンド・カルト・ジャム「テイク・ユー・ホーム」
マランツ CDプレーヤー CD–34
ジェシー・ノーマン『死と乙女、魔王〜シューベルト歌曲集』
『マーラー:「大地の歌」』ワルター指揮ニューヨーク・フィル
スティング、ルー・リードほか『クルト・ワイルの世界〜星空に迷い込んだ男』
ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』
『CDジャーナル』音楽出版社
『マーラー:交響曲第5番』シノーポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団
ヘルムート・ヴァルヒャ『 J.S.バッハ:オルガン作品集』
『ヴェルディ:歌劇「リゴレット」全曲』シノーポリ指揮サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団
佐野元春『クリスマス・タイム・イン・ブルー 聖なる夜に口笛吹いて』
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第四章
CDとビデオの普及
/1986-1987 |
スティング『ブリング・オン・ザ・ナイト』
『ベートーヴェン:交響曲第4番』クライバー指揮バイエルン国立管弦楽団
『モーツァルト:歌劇「 魔笛」全曲』ベーム指揮ベルリン・フィル
『モーツァルト:交響曲全集第4巻』ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団
『ベートーヴェン:交響曲第1番・第2番』 ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団
『マーラー:交響曲第9番』 バーンスタイン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
東芝製ビデオデッキ(型番不明)
Scotch EG 120
『スター・ウォーズ ジェダイの復讐』
裏ビデオのVHS
エルトン・ジョン『ライヴ・イン・オーストラリア』
ザ・ビートルズ『プリーズ・プリーズ・ミー』
『モーツァルト:レクイエム』ガーディナー指揮イングリッシュ・ソロイスツ
東芝製CDラジカセ(型番不明)
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第五章
団地で音楽とシンセサイザー/1988-1991 |
ソニー ウォークマン(型番不明)
『モーツァルト:「フィガロの結婚」管楽器版』ルーデル指揮/アマデウス・アンサンブル
コルグ CONCERT C–7000
ヨーヨー・マ『J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)』
山下達郎『僕の中の少年』
プリンス『バットマン』
アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ『閃光』
エルトン・ジョン『REG‐ストライクス・バック』
エルトン・ジョン『スリーピング・ウィズ・ザ・パスト』
ヤマハ QX7
『モーツァルト:四手によるクラヴィーアのための作品集』
ローランド D–110
ヤマハ QX5FD
ローランド S–760
コルグ M1
ブラザー ピコワード(型番不明)
Macintosh Classic
牧野良幸『The Magic Flute』
各章末のコラム
その1 語られなかった女性シンガーの音盤
その2 僕のストラヴィンスキーの遺産
その3 ジャケットに使われた版画、
その4 使われなかった版画 その 今も残るビデオテープ
その5 コルグCONCERT C–7000と楽譜
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“聴くだけロック”少年だった牧野氏が中学、高校で出会った、70年代の音盤の数々を青春の思いでとともに、“超私的”な視点で描くイラスト・エッセイ。 |
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